車の買い替え時期というのは、車の走行距離をベースに考えないとほんの数キロの違いで何万円どころか数十万円も大損してしまうことだってありえます。
この記事では、損得に関係しやすい距離の数字や、距離が少なくても損に繋がるケースなどを紹介してみました。
車の買い替え時期で最低限知っておくべき走行距離の話
私がこれまでに7台の車を買い換えてきた経験では、3万キロ5万キロ10万キロのそれぞれのラインを超えてしまうと、一気に下取り価格が下がりました。
これは単純に、次に買ってくれるお客さんが心理的に、それぞれの数字に乗ることで「走ってるな・・・」と感じやすい大台だからなんです。
ハイブリッドカーは10万キロ超えで大幅にダウンしがち
近頃はハイブリッドカーを下取りに出す人も増えてますが、その場合に10万キロを超えている場合には下取り価格がガクッと大きく値下がりしてしまうケースが多いです。
その理由は、ハイブリッドカーの電池です。ガソリン車なら不必要な電池の交換がハイブリッドカーの場合には必要となり、そのタイミングが10万キロを超えたあたりになってくるからです。
そのままでも走れないことはありませんが、中古車を探してる人もネットや雑誌で知識は豊富につけているので、ハイブリッドは10万キロ超えたあたりで20万円くらいのバッテリー交換費用がかかるという事は知っています。
だから、交換がもっと先で済むような走行距離が6万キロや7万キロ程度までの車に限定して探す人も多いんです。つまり、簡単に右から左へとそのままの状態で売りづらいので、ハイブリッドカーの場合には、バッテリー交換費用などを差し引きして下取り価格を提示されることも多いんです。
走行距離が次の大台に乗る前に売るべき
走行距離が1万9,000キロのように次の2万キロに乗るギリギリ手前であれば下取り価格はお得になりやすい傾向があり、反対に5万1キロの様にわずかでも次の5万キロに乗っている場合には下取り価格が急激に下がることが多いです。
なので、車を売却しようと考え始めたら、現在の走行距離から売却する時までの走行距離をイメージし、6万キロや8万キロ10万キロなど次の大台に乗ってしまう前に、余裕を持たせて売却を済ませてしまうのがベストだと言えます。
年式の割に走行距離が異常に短い車も値下がりするリスクがあります
10年近く経っているのに走行距離が1万キロ程度の車などの場合も、あまりにも使用されていないことがかえってデメリットになることもあります。
車はある程度利用されていないとエンジンやミッションなどの駆動系に痛みが出やすくなることがあるからです。
車の走行距離の価値感は相対的に決まる
走行距離がたとえ3万キロと一般的には少ない状態であったとしても、中古車市場に出ている同じ車(年式も同じ)が1〜2万キロくらいまでのものがほとんどの場合、他の車よりも安く買い取りされやすい傾向があります。
というのは、同車種・同年式で売られている中古車よりも多く走っているということは他のオーナーの利用頻度よりも酷使されたというイメージがつくからです。
実際、多く走っているので車のダメージはそれだけ多いというのはあながち間違いではありませんからね。
下取りに出す前に知るべき2つの注意点!
車の買い替えで得するか損するかは、下取りの車をどこに売るかでほぼ決定します!
その理由は以下の2点です。
- 新車ディーラーは中古車の買取は消極的
- 中古車屋はその時の在庫状態によって欲しい車と欲しくない車がある
これから言えることは!
最高値で車を売る(下取りに出す)には、中古車の買取業者のなかで、あなたの車を”ちょうど欲しがってくれる店”に売るしかないってことです。
そんな「ちょうど欲しがってくれる業者」を見つけるには、複数の買取業者から査定をもらい、最高値の業者を選べば簡単に実現します。
それを簡単に実現してくれるのが以下のような大手の一括査定サービスです。