車を売る際、査定項目には「外観の傷チェック」が存在します。中古車として売られるわけですからこれは当然のことですよね。
傷があれば次の購入者が嫌がるため、傷がついてる分だけ安くして売るか、もしくは、売るよりも前に、業者が塗装修理を行ってから売る必要があり、いずれにしても、買取る側としては儲けが減るリスクがあるので、あなたから買取る時点で少しでも安く買っておきたいんです。
でも、傷があれば絶対に安くなるわけじゃありません。あなたが売ろうとしている車の傷が、下取り額に影響するものか?それとも影響しないものか?以下を参考にしてみてください。
車を売る際に下取り査定に影響がある傷とは?
車の下取りの際に影響が出てしまう傷というのは、誰が見てもすぐに気がつくくらいのレベルのものです。簡単に言うと「目立つ傷」です。
そのレベルの傷の場合には、次のお客さんに売却をする前に、塗装補修をしてから売るのが普通なので、その塗装にかかるコスト分だけ査定額からマイナスをされます。
塗装が必要な場合に安く済むケースと高くなるケースを紹介しておきますね。
- 複数のパネルに分かれている(例えば、前のドアと後ろのドアに傷が続いてる)
- 傷が深い
- 傷が錆びてる
- 車の色が全体的に退色気味(特に赤色の車に多い)
- 特殊な高級塗装をされている(パール系や限定色など)
塗装修理で難易度が上がるのが「色合わせ」で、新しく塗装する部分と、新車時に塗られた塗装の色を合せることは凄く難しいんです。
どんな色の車でも、新車から数年も経てばわずかながらに色は退色をしているため、ホワイトでもブラックでもシルバーでも、新車と見比べtみると実は微妙に色が違うものなんです。
なので、傷の部分だけを塗装する場合、塗った部分と塗ってない部分で色が違って見えやすく、特に高級車などの場合には、それだけで中古車の価値が大きく違ってくるんです。(中古車と言っても、高級車を買う人はこだわるので。)
車を売る際に下取り査定に影響がない傷とは?
車の下取り額に影響が出ない傷というのは、例えば他人に車を見てもらい「ここに傷があるけど分かる?」と、わざわざ教えなければ分からない程度のものです。
例えば、長年に渡ってドアノブを掴む際にできたツメでこすった跡などは傷のうちには入りません。また、薄っすらと擦れたような傷で、塗装色までも届いていない浅い傷ならコンパウンドで磨くだけで簡単に傷は消えてしまうので、これも傷には入りません。
ちなみに、誰がどう見ても下取り査定に悪影響が出るような傷でも、それをものともしないまれなケースもあるんですよ。
本当は値下がりする傷なのに悪影響が出ないまれなケースとは
なかには、ハッキリとした傷がついているのに査定額に影響が出ない特殊なケースもあります。それは、あなたが売ろうとしている車が特殊な車の場合です。
中古車屋さんなどは、お客さんから「◯◯という車を探して欲しい」というオーダーを元に探しているケースもあり、そのオーダーに合致する車であれば多少の傷なら査定額なんて下がることはありません。
ただし、その場合には「売りたくてしょうがない」という姿勢を見せてしまうと、買取り側は強気に「傷があるので10万円くらいはマイナスになりますよ」とすぐに安く買おうとしてきます。
なので、もしも売ろうとしている車が希少な車や希少な色、もしくは年数が経ってるわりには走行距離が物凄く少ない場合などは、「安くなるなら売らなくてもいいと思ってます」などと強気な姿勢を最初に見せておくことも大切ですよ。
最近、私が目にした傷をものともせずに高く売れた車(友達の車)の例だと、ニッサンのR34GT-Rがこれでした。
これは高額なスポーツカーですが、そうでなくても、単に10年前に生産が終わってる普通車などでも、もう一度その車に乗りたいと思っているファンなどはどこかにいるので、そうした買い手に依頼を受けている業者さんに査定をしてもらえれば、傷があってもごく普通に良い値段で買取りをしてくれる可能性がありますよ。
下取りに出す前に知るべき2つの注意点!
車の買い替えで得するか損するかは、下取りの車をどこに売るかでほぼ決定します!
その理由は以下の2点です。
- 新車ディーラーは中古車の買取は消極的
- 中古車屋はその時の在庫状態によって欲しい車と欲しくない車がある
これから言えることは!
最高値で車を売る(下取りに出す)には、中古車の買取業者のなかで、あなたの車を”ちょうど欲しがってくれる店”に売るしかないってことです。
そんな「ちょうど欲しがってくれる業者」を見つけるには、複数の買取業者から査定をもらい、最高値の業者を選べば簡単に実現します。
それを簡単に実現してくれるのが以下のような大手の一括査定サービスです。